初期治療(軽症の方)

初期治療~軽度・軽症の患者様へ~

歯周病は早めの治療が一番! 初期だからこそ丁寧な検査を受けましょう

歯周病の初期段階は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行している方がほとんど。つまり、症状に気づいたときには重症化してしまっているケースが多いのです。初期治療のみで食い止めるためには、下記の治療を丁寧かつ根気強く続ける必要があります。

※歯周病治療でご来院の患者様でも、虫歯など別の疾病が見つかった場合は、合理性を考え、その治療を優先する場合もございます。

初期治療でも精密検査が必要です

効果的な治療を無駄なく行うためには、正確な診断および精密な検査が必要。これらをしっかり行うことで、正確な治療計画を立てられるのです。また、自費治療を必要とするケースでは、精密検査によって正確なお見積もりを出せるため、患者様の安心材料となります。

さぶり歯科の歯周病精密検査
レントゲン撮影
デジタルレントゲンを用い10枚以上撮影。患部を拡大したレントゲン撮影も行います。
口腔内写真
口腔内の状況や治療を進めた時の変化を、患者様自身にも把握していただけるよう、デジタルカメラで撮影します。
口腔内の細菌検査(有料)
口腔内に細菌がどれだけ生息しているかによって、歯周病のなりやすさは異なります。検査によって細菌の数や種類を特定することで、今後の治療計画に活かすことができます。

さぶり歯科の歯周病初期治療

歯周病初期治療で基本となるのは、お口の中から歯周病菌をしっかり除去することです。細菌が生息するプラーク(歯垢)をしっかり落とせるブラッシング指導や、プラークの死骸でありプラークの付着につながる歯石の除去を中心に行います。

ブラッシング指導

正しい歯ブラシの持ち方、使い方についてご指導します。歯の形状、歯並びなどお口の状況に応じて、歯ブラシ以外の器具をご提案(使い方の指導)する場合もあります。また、1回の指導で終わりではなく、効果的なブラッシングを患者様自身で行えているかチェックしながら、何回かの通院に分けて実施しています。

歯石除去

歯石は歯面だけでなく、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの溝にたまりやすいものです。歯周ポケットの深さは、歯周病の進行具合を測る目安ともなっています。歯面や歯周ポケット内部に付着した歯石を、スケーラーという器具を使って除去する治療を「スケーリング」といいます。また、スケーリングの後はプラークやバイオフィルムなどの付着を防ぐため、歯面をツルツルに磨き上げる「ルートプレーニング」を行います。

コラム	歯科衛生士が在籍しない歯科医院?

歯周病や虫歯といったお口の病気を予防するためのプロフェッショナルな技術と知識を持つのが、「歯科衛生士」というお仕事。現在、日本全国で歯科医院の数はコンビニの数よりも多いとされますが、一軒の歯科医院の数に対し歯科衛生士は0.7人しかいないというデータがあります。つまり仕事の重要度は高まっているにもかかわらず、歯科衛生士が常駐していない、もしくは在籍してない歯科医院も多いのです。そのような医院では、歯科衛生士の仕事を歯科医師が担わなければならなくなります。すると、歯科医師の本分である歯科治療を行いながらの施術となるため、どうしても初期治療など十分に行えないケースが出てきます。歯科医院選びでお悩みなら、歯科衛生士が在籍しているかどうかをひとつの目安にしてみてもよいでしょう。

当院には、豊富な経験と知識を有する優秀な歯科衛生士が3名在籍しています 医院概要・スタッフ紹介

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