歯周病は、その進行段階によって治療方法が異なります。当院では、どんな症状であっても完治するまで対応し、患者様のお口全体を見守る「包括的治療」を行っています。当院での歯周病治療の流れについてご説明します。
初期治療
症状の軽い初期段階の歯周病に対して行う治療です。主に行うのは「ブラッシング指導」と「歯石除去」の二つの処置となります。
これらの処置に専門的に従事しているのが、歯科衛生士です。そのため、歯科衛生士が常駐していない、もしくは在籍もしていない歯科医院で処置を受けるのはおすすめしません。当院には、10年以上の経験を持つベテランの歯科衛生士が3名常駐しておりますので、安心してお任せいただけます。
歯周外科治療(重症の患者様)
歯周病が進行し重度となってしまっている患者様への治療です。主に、外科治療を行うことになります。
代表的な治療法としては「歯周形成外科」「フラップ手術」「歯肉移植」「GTR」などがあります。この他にも、10~15種類の手術・治療方法がありますので、患者様の状況やご要望に合わせた治療を適切に組み合わせ、使い分けています。
特殊なオプションの治療
ここからは、治療の必要性が高い患者様や、ご希望があった患者様のみに行う治療法となります。お口全体を健康に導く「包括的治療」のために、下記のさまざまな技術を駆使してよりよい口腔内環境をキープしていただけるようにサポートします。
これらの治療法については、事前に患者様とご相談して決定します。痛みや病気そのものをお口から取り除く「治療」や、トラブルを未然に防ぐ「予防」のみならず、歯の機能性を向上させたり、もとの美しい歯の見た目に近づけたりといった治療がメインとなります。
インフォームド・コンセント(説明と同意)を重視する当院では、患者様へ治療内容をしっかりとご説明し、患者様ご自身の治療に対する同意を得られてから治療を行っています。インフォームド・コンセントについてくわしくは、インフォームド・コンセントでご案内しております。
メインテナンス
治療によって本来の歯・歯肉の状態を取り戻しても、その健康な状態を維持できなければ意味がありません。当院では、上記の治療をすべてクリアしたここからが「予防のスタート地点」だと考えています。
予防で行うのは、初期治療と同様に「ブラッシング指導」および「専用のクリーニング」となります。治療と異なる点は、お口の状態が良いときからこれらの処置を継続して受けていただけること。当院では患者様のお口の状況や生活習慣などに合わせ、1~3ヶ月に一度の定期検診やクリーニングなど、メインテナンスをご提案します。ずっと継続することに意味がありますので、まさしく「一生のお付き合い」という思いで私たちも臨んでいます。